アメリカン・エキスプレスの法人カード。アメックス本家 vs クレティセゾン 徹底比較!

最初に申し込むカード、決まってますか?
初めて法人カードを作ろうというとき、気にするのは審査の通過率かと思います。せっかく目的があってカードを申し込むのなら、しっかり審査に通って手に入れたい。
何度も何度もいろんな会社に申込書類を送ってそのたび電話…結局審査に落ちる…という繰り返しは心が折れます。

いろんなサイトで口コミなんかを見ると「アメックスは審査に通りやすい」という声をちらほら聴きます。
確かに、「アメリカン・エキスプレス・ビジネス・カード」は申し込みの時点で「個人事業主」「法人格代表」とありますし、設立したてでも申し込んでみよう!となるかもです。

そこで調べてみると、
「アメリカン・エキスプレス・ビジネス・カード」
「セゾンプラチナ・ビジネス・アメリカン・エキスプレス・カード」の違いって何???

と思う人もいるかと!私もそうでした。
「どっちもアメックスのカードなんじゃないの?」「セゾンプラチナって何?」という疑問に対して答えていきたいと思います!

まず押さえるべきはカードの発行会社

最初に、
「アメリカン・エキスプレス・ビジネス・カード」と
「セゾンプラチナ・ビジネス・アメリカン・エキスプレス・カード」の違いって何???
について書くと、「カード発行会社」の違いです。

「アメリカン・エキスプレス・ビジネス・カード」はアメリカン・エキスプレスが発行
「セゾンプラチナ・ビジネス・アメリカン・エキスプレス・カード」は株式会社クレティセゾンが発行しています。

アメックス本家が発行するカードは「プロパーカード」と呼ばれ、『独自の・固有の』という意味があります。一見違いがないように見えますが、この発行元の違いは、ステータスにかなり差があるといわれてます。

どちらも同じアメックスですし、場合によってはクレティセゾン発行のカードの方がポイントや年会費、付帯サービスについて充実しているという意見もあります。

コスパで選ぶならクレティセゾンがお得

単純に年会費、カード利用枠、主な付帯サービスで比較するとこんな感じです。

 セゾンプラチナ・ビジネス・アメリカン・エキスプレス・カードアメリカン・エキスプレス・ビジネス・ゴールド・カード
年会費税抜20,000円税抜31,000円
発行会社株式会社クレティセゾンアメリカン・エキスプレス・インターナショナル・インコーポレイテッド
カード利用枠原則利用枠上限なし(審査によって決定)原則利用枠上限なし(審査によって決定)
旅行傷害保険最高1億円の海外・国内旅行傷害保険最高1億円の海外・国内旅行傷害保険

あれっあんまり変わらない…?
そうです、このように比較するとあんまり変わらないのは事実です。
実際クレティセゾンのカードでも、アメックス本家のサービスも利用できます。
つまりお得さやコスパで言えば、クレティセゾンの方が圧倒的に軍配があがります!

また、アメックス本家では自分から申し込みできるカードの最大ランクは「ゴールド」です。
アメックス本家でプラチナ法人カードを作るには、今のところ招待されるのを待つしかありません。
ちなみに他のカード会社でも基本的に「ゴールド」が最上級になります。

クレティセゾンの「セゾンプラチナ・ビジネス・アメリカン・エキスプレス・カード」は、自分から申し込みのできる唯一のプラチナカードといわれています。

逆にステータスの低い「クレティセゾン」を選ぶ理由

クレティセゾンの「プラチナカード」と本家アメックスの「プラチナカード」どちらも持つ、社長さんに実際どうなのか?ということを聞いてみました。

①お得さで言えば断然クレティセゾン

経営者にとっては、自分の会社の経営を良くしていくことが命題になります。その視点で考えると、本家アメックスよりクレティセゾンのアメックスカードの方が、「断然お得」ということです。

②見た目がほとんど変わらない

本家プラチナとクレティセゾンのプラチナのカードを実際にみせてもらったのですが、
「ほんとに違いが判らない!」
ほとんど違いがわからないので、人のカードが本家orクレティセゾン?というのは気にしたこともないしわからない、盆栽の違いを語るようなものだということでした。

③逆にお得なものを「知らない」

経営者視点で見ると、同じプラチナでも断然コスパの違いが出てくるので、本家アメックスのプラチナカードを見たときに思うことは「逆にお得なものを知らないんじゃないか?」という感想ということでした。
「アメックス」というブランドで見たときに、プロパーカードか提携カードであるかは、もう「見栄」の問題でしかないという率直な感想でした。

④とはいっても、サービスデスクは本家アメックス

と、これから持つなら断然クレティセゾンに軍配があがりますが、その社長が唯一言っていたのは「サービスデスクの質は断然本家が勝つ」ということ。

最初にプラチナカードを持とうとした理由も、「電話で問い合わせしたときに待たされないのでは?」という理由だったそうです。

クレティセゾンも最初は専属のサポートがついていたものの、だんだんと機械音声対応が増え、問合せしても待つことが多くなったということでした。現在も対人サービスで見れば断然本家アメックスのほうが細かく、速く対応してくれるそうです。
そういった点では、クレティセゾンはお得ではありますがその分「人によるサービスの質」は下がってきているのかもしれませんね。

逆に今はもう「本家アメックス」にステータス性は感じないということでした。

最初に、かなりステータスに差がありますと書きましたが、実際の使用感とステータス性は反比例しているという印象です。

今の時代は「見栄」よりも「お得さ」

今回実際に経営者に意見を聞いてみましたが、いま「ステータス」や「見栄」を重視したいならもっと選べるカードはあるし、プラチナカードでお得さを求めるならクレティセゾンで作った方がいいという意見でした。

逆にプロパーカードを作る意味はあまりないのかもしれない…という話です。

「逆に本家アメックスを出され、それに気づいたときに『この人は経営者として逆にお得なものを知らないんじゃないか?』という気持ちになる」
というのは経営者ならではの視点で、なるほどな…と思います。
クレティセゾンで限度額や付帯サービスで不自由していることはあまりない、ということでした。

これからカードを作ろうと思っている経営者にとって、クレティセゾンの「ステータス性」は下がってきているのではないか?と思います。

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