ダイナーズクラブ ビジネスカードのメリット・デメリット・特長を徹底解説!

ダイナースクラブって聞いたことがあるけどなんだかわからない…という方に説明すると、
「日本で初めてのクレジットカード」です(まあ厳密にいうと、クレジットカードの発行自体はJCBと同時期ではありますが)。
現JTBと現みずほ銀行が共同で立ち上げた「日本ダイナースクラブ」は、日本におけるクレジットカード発行専門企業のパイオニア的存在
1990年代までは日本に居住する外国人や富裕層の日本人が会員となっていました。その入会資格は「外資系企業や大企業の管理職、医師・弁護士、一定以上の規模の企業経営者」などでしたので、入会資格が多少下がった現在でも「上級カード」という認識が強いです。

つまり、ダイナースクラブビジネスカードのポイントとしては、かなり高ステータスなカードとなっています。

ビジネス用クレジットカードを選ぶ時の基準はいろいろあって、年会費の安さとか、付帯サービスの多さ、ポイント還元率の高さ…などありますが、そのなかに「ステータスの高さ」というものもあります。

個人でもゴールドカード、プラチナカード、果てはブラックカードまで様々なクラスのカードがありますが、それを持っているということ=支払い能力・社会的信用が高い!ということになります。

ビジネスというのは信用で成り立っている部分も多くありますので、カードを選ぶ基準として「高ステータス」というのは明確でいい基準だと私は思います。

と、いうことを踏まえてダイナースクラブビジネスカードのメリット・デメリットを以下では解説していきます!

ダイナースビジネスカードの特長

ダイナースクラブカードの一番の特長は、上記でも説明した通りの「歴史と信頼性」です。
キャッチも「人生を深めていく人にふさわしい。」である通り、現在も他のカードと比較すると入会資格も結構厳しめです。

 ダイナースクラブビジネスカード
年会費税抜22,000円
カード利用枠一律の制限なし
旅行傷害保険海外旅行傷害保険最高5,000万円
国内旅行傷害保険最大1億円
付帯サービスクラウド会計ソフトfreeeの利用
追加カード発行無料
専門家によるビジネス経営アドバイスサービス
ダイヤモンド経営者倶楽部メンバーのビジネスラウンジ「銀座サロン」の利用
企業情報データベース利用
「週刊ダイヤモンド」定期購読特別価格
健康診断優待価格
人事労務サポート
法律・財務相談サポート
グルメ・レストラン優待価格
空港ラウンジ利用
国内外ホテル・旅館の宿泊優待
ゴルフプライベートレッスン優待価格
名門ゴルフ場の優待価格・予約代行
ゴルファー保険
JALオンラインによる国内線出張手配サービス
キャッシング機能あり
対象年齢27歳以上の個人事業主、法人企業の代表社または役員

まず年齢が27歳以上。そして個人事業主または法人企業の代表・役員であることが必須条件です。
また年会費は27,000円と他のカードと比較してもやはり高め。(セゾンプラチナ・ビジネス・アメリカン・エキスプレス・カードは20,000円)

ですがダイナースクラブビジネスカードの一番の特長、それは利用可能額の制限なしということでしょう。

もちろん、ダイナーズクラブのほうでも「※会員様のご利用に基づき、ご利用可能枠を設定しています」と注意書きがあり、だれでも利用額が制限なしで使える!というわけではありませんが、制限なしと公式で記述しているカードはダイナースクラブビジネスカードのみ

利用限度額、決済額の大きさで言えばナンバーワンのカードといっても過言ではないでしょう。

個人事業主、企業として成長してきた!と感じたタイミングで持てれば、今後のビジネスに必ず役に立つカードです。

ダイナースビジネスカードの4つのサービス

ダイナースビジネスカードには業務効率向上のための4つのサービスが用意されています。

1 クラウド会計ソフト「freee(フリー)」2か月分無料

青色申告や決算書まで簡単に作成し、会計分析もしてくれるクラウド会計ソフトが、2か月無料で利用できます。
経理・簿記の知識がなくても画面操作で様々な書類やレポートが作成でき、ビジネス状況が一目でわかるソフトです。

2 ダイナースクラブ プライベートアドバイザーサービス

ビジネスでのトラブルや悩み事などを無料で専門家に相談、アドバイスを受けることが出来るサービスです。
「税務・会計」「人事・労務」「企業法務」「個人法務」「相続・資産管理」の5つの分野におけるプロフェッショナルが、いわばあなたの事業・法人の顧問となって専門的なアドバイスをもらうことができます。

3 ダイナースクラブ ビジネス・ラウンジ

ダイヤモンド経営者倶楽部メンバーの活動拠点として、また交流の場として利用されている「銀座サロン」をダイナースクラブ ビジネスカード会員の方は、カードの提示で入室・利用が可能になるサービスです。
こちらは会員制ラウンジになるので、落ち着いた雰囲気。商談の待ち合わせや外出時の打ち合わせの時にぴったりのサロンとなっています。また、ダイヤモンド社の発行する各種ビジネス書籍が取り揃えられており、閲覧可能ですのでビジネスに有益な最新情報を手に入れることが出来ます。

4 ダイナースクラブ ビジネスオファー

こちらはいわゆる「付帯サービス」で、ビジネスシーンで利用できるグルメ・レストラン・ゴルフ場・旅館・ホテルなどが優待価格でりようできるというものです。

優待サービスに高級感を求めるならダイナースクラブ

ダイナースクラブの特長的な4つのサービスをご紹介しましたが、どのカードでもレストラン・ゴルフ場などを優待価格で利用できるサービスはあります。
ダイナースクラブは何が違うのか、それはやはり高級感です。

ダイナースクラブが掲げている「歴史と信頼」ですが、ゴルフ場も「名門クラブ」でしたり、レストランも「高級料亭」でしたり、とにかくエグゼクティブ感が高い格式や伝統や礼儀を重んじる相手であったり、いわゆる接待であったりには重宝するカードといえます。

  • 名門ゴルフ場の予約をダイナースクラブが代わりに予約してくれるサービス
  • レストランおススメのコース料理1名分が無料になる「エグゼクティブダイニング」
  • 個人では予約が難しい高級料亭をダイナースクラブが代わりに予約してくれる「料亭プラン」
  • ダイナースクラブの提携する高級クラブやバーなどを優待価格で利用できる「ナイト イン 銀座」

大人の接待、大事な商談にはピッタリの重厚感あふれるサービスですね…!

マイルをお得に使うならダイナースクラブビジネスカード

ダイナースクラブのポイントサービスは、「ダイナースクラブ リワードプログラム」という名称で、毎月の請求額100円ごとに1ポイント貯まるシステムです。ですので還元率は1%

ダイナースのポイントプログラムの一番の特長は、「提携航空会社の数の多さ」です!
たとえばアメリカン・エキスプレスですと提携航空会社がANAのみですので、もちろんANAの航空券にしかできません

ですがダイナースクラブはなんとANAの他に、イタリア航空、大韓航空、デルタ航空、ユナイテッド航空と提携。1,000ポイントから1,000マイルに換算し、各参加航空会社のマイレージに移行できます。
こちらは参加料が別で年間¥6,000かかりますが、かなり便利なサービスです。

ポイントをためてマイルに移行、まではいいのですが、交換できる航空会社がANAだけではないですので、行く場所によっていろんな航空会社のチケットと交換できます。海外旅行や出張に強いカードです。

ちなみに普通にポイントをギフトカードなどに利用することももちろん可能です!その場合、「ダイナース ポイントモール」というサイトを経由してのお買い物で通常のポイントの他ボーナスポイントやキャッシュバックが受けられるというシステムになっています。
楽天市場やYahoo!ショッピングも利用可能。家電や暮らしの用品、宿泊パッケージツアーまで取扱商品はさまざま。カードを持っている場合はポイントモールを経由してのお買い物が断然お得です!

いかがでしたか?

ダイナースクラブビジネスカードの一番の魅力は、「限度額の制限なし」ですね。
もちろんだれでも制限なく使える~!というわけではないのですが、「制限なし」と明記しているのですから、利用する内容や事業によっては本当に高額な決済も可能でしょう。

また、「信頼と歴史」を売りにしているダイナースクラブは、「接待」に強いサービスが充実しています。
そして提携航空会社の多さでマイレージ関連も各ビジネスカードの中では群を抜いて強いです。

その分審査基準が高め(27歳以上など)です。が、ダイナースビジネスカードの審査に通るかどうかは、もしかしたら自分のビジネスが成功しているかのリトマス紙的な要素があるのかもしれません。そのくらい、ステータスとしてはかなり高いカードとなっています。

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