法人カードの中でも、審査基準はカード会社によってまちまちです。
JCBなど、日本の国際ブランドのカードは審査が厳しめという話を聞いたりします…。
あとは銀行系のクレジットカードなんかもそうです。
三菱東京UFJ銀行(三菱UFJニコス)の発行する「UFJ Card ビジネスクラブ法人カード」はJCBの法人クレジットカードですが、申し込み資格に
「原則として業歴3年以上で、2期連続黒字決算の法人または個人事業主」
とはっきり明記してあります。
ここまではっきりと書かれると、逆に納得しますし業績が上がったら申し込んでみよう!と思えますよね。このクレジットカードの審査に通過するということは、会社の業績は信頼されている!という自信にもつながります。
でも、最近は「個人事業主でも歓迎」だったり、「設立して間もない法人でもOK」というカード会社がたくさんあるのは事実です。
そこで疑問になるのですが、それってホントなの? ホントに作れるの?
審査基準をはっきり書いてないということはユーザーにとってはメリットもデメリットがあります。
- メリット…自分でも作れるんじゃないか?と思うので、申し込み自体のハードルは低くなります。
- デメリット…審査基準がわからない!ので、作れると思ったけど申し込んでみたら全滅。ということになりかねないです。
外資系は審査が甘い?
あくまで参考ですが、アメックスなど外資系のカードは審査が甘い!と言われています。
また、オリコカードははっきりと「個人事業主」も申し込めると明記してありますので、比較的審査に通りやすいといわれています。
というわけで、審査に絶対通りたい!という方のためにはじめてでも作りやすいカードをまとめてみました。
1.オリコカード EX Gold for Biz
ブランドはmastercardとVISAから選ぶことができます。
初年度年会費無料、2年目からは2,000円とゴールドカードの中でも格安!また、審査についてもネットで申し込んでまず審査結果を出すことになるので、手間も少なくて済みます。
なにより、審査が甘いことで有名!「対象:個人事業主さま」と明記してあるように、申込者個人の信用情報が見られるので、そこに問題がなければほとんど審査に落ちることはなくカード発行ができるといわれています。
付帯サービスは他のゴールドカードに比べて少なめですが、旅行の傷害保険はありますし、ETCカードの発行もできますので基本的に欲しいサービスは揃ってる感じです。
まずは一枚目!としてオススメのカードです。
2.アメリカン・エキスプレス・ビジネス・カード
こちらは外資系カード。外資系特有の審査の緩さがあるといわれています。
設立1年目でも作れる法人カードとして有名ですね。
ホームページや自社の固定電話も必要なく審査に通るといわれていますので、まだいろんな準備が整っていないけれどカードは作りたい!という方にお勧めです。
こちらも「個人事業主としてお申込み」「法人格のある法人代表としてお申込み」と公式サイトにあるので、設立したての方に対して広く扉を開けている感じがします。
しかしゴールドカードですと年会費は31,000円と、オリコカードに比べるとちょっと高いかな?という感じがします。しかしさすが外資系、海外出張などに伴う空港ラウンジの利用や、旅行券のオンライン予約、最高1億円の海外旅行傷害保険、手荷物宅配サービスなど付帯サービスが充実しています。
国内でもかなり認知度のあるカードですので、持っておきたい1枚です。
3.三井住友ビジネスカード for Owners
こちらなんと、登記簿謄本、決算書が不要!代表者本人の確認書類だけで手続きがすみます。
確実に新設法人や個人事業主をターゲットにしたカードですね。
インターネットで申し込めば、年会費は初年度無料。それ以降ゴールドカードは年会費10,000円となっています。
ゴールドカードですと空港ラウンジの無料利用ができるほか、新幹線のネット予約&チケットレスサービスや法人ETCカードの作成もありますし、国内・海外旅行傷害保険も最高5,000万円です。
またアマゾン、楽天などネット通販サイトでポイントが付くので、クレジットカードでの支払いが多いほどポイント高還元!
年間120万の支払いで、27,900円分のキャッシュバックになります。
公式のQ&Aにも
設立間もない企業さまにもご入会いただいております。
と書いてありますし、最近注目度急上昇のカードです。
確実さを求めるなら
はっきりと審査基準が書いていないカード会社は、申し込んでもほんとに通るのか…?不要な申し込み履歴が残るだけなんじゃないか…?と不安になります。
カード申し込む→審査落ちる→また申し込む→審査落ちる…の繰り返しをしていると、カード会社からの不信感にもつながりかねません。
(詳しくはこちらの記事で解説しています)
だれだって確実に作れる方がいいですよね。一生懸命事業を成功させようとしているのに、クレジットカードのために事業の印象を悪くしたり、無駄にドキドキしたくない。
まずは1枚!手に入れたいときは、審査が甘いといわれる外資系カードや、「個人事業主」「設立間もない企業」をはっきり客層としているクレジットカード会社に申し込みするのも手です。