最近、デビットカードなら使った分だけその場で引き落とし!という言葉をよく聞きます。
デビットカードとは、使用するとその場その時預金口座から利用額が引き出される、即時決済タイプのカードです。
近年では各銀行がデビットカードの発行サービスを始めています。
このデビットカード、海外では実はクレジットカードよりも人気で一般的です。
日本でも口座開設と同時に作ることができます。なぜなら、預金残高がある=その時点での支払い能力が担保されているからです。
デビットカードのメリットとしては、即時決済なので預金があれば現金と同じ感覚で利用できる。
そう、口座に残高があればね。
簡単に言えばクレジットカードは返済できることを信用して、お金をカード会社が立て替えるので引き落としが無事済むまで「借りている」ことになります。
その点デビットカードは即時で口座から引き落とされますので、使いすぎの心配はありません。
上記の理由でデビットカードには審査がほとんどありません。クレジットカードをすぐに作れない…という人でもデビットカードは簡単に作れて、経費精算の効率化にもつながります。
法人デビットカードって作れるの?
もちろん作ることができます!
法人・個人事業主向けのデビットカードサービスもありますので、以下からは3社ほど紹介します。
1.住信SBI Visaデビット付きキャッシュカード(法人向け)
年会費無料・支払いでポイント付与などのサービスがあります。
Visaマークのあるお店でなら利用可能で、キャッシュカードですので海外ATMで現地通貨を引き出すこともできます。急な海外出張があったときなどに便利ですね。
また、公式サイトには次のように書かれています。
クレジットカードのような与信枠はありませんので、口座に残高があれば金額の大きな経費(光熱費、通信費など毎月発生する固定費や商品の仕入れ、出張旅費等)の支払い時に便利で、さらに経費管理を効率化することもできます。
また、クレジットカードと同じようにホテル優待や事務用品のオフィスサプライ、飲食店個室無料などのビジネス優待サービスもついているのがうれしいポイントです。
2.ジャパンネット銀行 Visaデビットカード
こちらもビジネス口座で使えるVisaデビットカードです。
- Visaデビットは、原則使ったその場で引き落とし。だから、現金感覚
- 預金残高の範囲内のご利用なので、与信審査がありません。
- ジャパンネット銀行では、口座開設をされた個人・法人・営業性個人(個人事業主)のすべてのお客さまに、無料でVisaデビット付キャッシュカードを配布しています。
ということで、口座開設をしたらその場でデビット機能付きキャッシュカードをもらうことができます。
こちらもVisaマークのあるお店で利用できるほか、海外ATMで現地通貨の引き出しができます
ビジネス付帯サービスはないようですが、
- 与信審査なし
- 決算書提出不要
- 年会費、発行手数料0円
など設立したての法人や個人事業主でも作りやすいです。
3.楽天銀行ビジネスデビットカード(JCB)
こちらはブランドとしてはJCBになります。
JCBマークのあるお店で、楽天銀行法人ビジネス口座から引き落としができます。
こちらは海外ATMで現地通貨の引き落としはできないようです。
これだけ見るとあまりメリットがないように見えますが、なにより楽天銀行は口座開設がしやすい!ですので、通常のメガバンクで法人口座の開設ができなくても、楽天ネット銀行なら比較的簡単に法人口座の開設ができます。
法人口座を作った後の口座維持費についても、通常メガバンクでは月額2,160円の維持手数料がありますが、楽天銀行ではそれがありません。
デビットカードを作るのも一つの手段
以上、いかがでしたか?
法人クレジットカードを作りたいけどなかなか審査が通らない…という場合、デビットカードを作成するというのも一つの手です。
審査がほとんどないので簡単に作ることが出来ますし、経費計算の一本化や効率化に充分役立ちます。
ですが注意しなければいけないのは、デビットカードは口座に残高がなければ使えないという点にあります。