法人カードを作る!となったときに、ただただ作ればいいわけではありません。
メリット・デメリットをしっかり知ることは大切です。
法人カードのメリットは?
- 現金出納が楽になる
- 支払いが一本化できる
- キャッシュフローがしやすくなる
- 法人カード付帯のサービスが受けられる
現金出納が楽になる
社員が数名以上いる中小企業~大企業では特に便利です。
法人カードでの決済にすれば、接待交際費や出張の交通費などの仮払い・立て替えがなくなります!
法人カードがない場合…交通費・宿泊費・飲食などを社員が現金で立て替えて精算するか、事前に仮払いが必要。
それって、会社によっては経理業務にかなりの負担がかかるのです…
例えば私が以前勤めていた会社などは、後日精算も仮払いもあったのですが、
- 後日精算…経費精算書を作成、領収書を裏に貼付し、割り印を押す。経理が回収し、金額を計算。振り込み代行業者に書類を送付し、銀行振込。経費としてシステムに仕分けの伝票を入力。
- 仮払い…仮払い用の申請書を作成。課長、部長、場合によっては部門長などの承認印をもらい、経理に提出。小口現金として用意し、渡す。そのあとも、仮払金としてシステムに仕分けの伝票を入力。
こんな流れでした。
営業さんにとっては、手持ちの現金がなくなり、もろもろ書類を作成する手間がかかり、精算書を提出してから銀行振込まで最低1週間は待つ!
経理さんにとっては、書類回収のあと金額に相違がないかチェック!現金を渡した場合は会社の金庫のお金もチェック!仕訳伝票を入力…など、いろいろな人にとって時間を使う作業が増えることになります。
もちろん、領収書の保管義務がなくなるわけではありません。
経費精算書類を作ったり、その確認をしたり、という業務がなくなるわけではないのですが、社員一人ひとりに法人カードを発行することで、上長承認にかかる時間や、現金出納業務の簡略化が行えます。
これってかなり、業務時間の削減になります!
支払いが一本化できる
現金出納となると、その時その時で現金を用意して渡して…というフローが必要になりますが、
法人カードは、クレジットカードなので個人カードと一緒。締支払いなのです。
毎月決まった日に決まった口座から引き落とされるので、ある程度経費の見通しがつく!
経理さんにとっても、一人ひとりの明細が届きますので、いつだれが使ったものなのか簡単に把握できます。
この月にはだいたいこのくらい使って、支払いが〇〇日後…と決まっていれば、会社のキャッシュフローが楽になりますよね!
法人カード付帯サービスが受けられる
ご存知のとおり、法人カードにはビジネスシーンに役立つ付帯サービスが盛りだくさんです。
一般的になものとしては、
- 新幹線や飛行機など交通費が優待価格に
- 法人向けの宿泊プランの利用
- 海外旅行傷害保険
- ショッピング保険
- マイル、ポイント還元
- 空港ラウンジ使用
- 飲食店での割引優待サービス
などがありますが、カード会社によっては個性的なサービスがたくさんあります。
例えば、
- 受給できる助成金を診断
- ゴルフ場の予約代行サービス
- クラウド会計ソフトの利用サービス
- キャッシング利用
- オフィス用品の優待価格&お届けサービス
- 人間ドック優待サービス
- 介護、育児などに関する相談や専門家のアドバイスを受けられる
など、幅広いサービスの利用が可能です。
とはいってもカード会社によってサービス内容は違いますので、自分に必要なサービスがある会社を選ぶというのも手です。
じゃあ、デメリットってなによ?
と言われると、ない!というのが答えになります。
過去は、分割払い・リボ払い・ボーナス払いができないというデメリットがありましたが、今はほとんどの会社が分割支払いが利用可能に!
年会費については、法人カードの年会費は経費計上できます。
そしてなにより、法人カードがある=社会的な信頼がアップ!