いよいよ法人カードを申し込むときに心配なのは…
「審査に通るか」ですよね!
法人カードの審査基準というものは公開されていませんが、一般的に以下が審査ポイントといわれています。
- 会社設立3年以上
- 黒字決算2期連続
- 固定電話あり
これだけみると、設立したばかりの会社はカードが作れないの??と不安になると思いますが、
これはあくまで一般的にこういわれているだけで、実際の審査基準は各カードにより大きく違います。
会社設立初年度からパスした例もあれば、固定電話がなくてもパスしたという実例もあります。
まずはカード会社の気持ちになってみる
カード会社が何を一番恐れているかといえば、「回収できない」ことですよね。
ではなにをもってそれを判断するのか?
①まず違法会社ではないこと
- 悪徳業者
- 違法業者
- 暴力団関係
- ペーパーカンパニー
実態のない会社や、反社会的な会社にカードを発行してしまって、それが悪用されたらカード会社としてはたまったものではありません。
だから架空の会社でないことを証明するために、「固定電話」が重要視されるのです。
資本金がなくても、「ちゃんとした会社」であることの信頼につながります。
②事業歴
会社設立3年以上というのは、もはや都市伝説なのでは?という類の話…かもしれませんが、
カード会社にとって「会社が安定している」ことに越したことはありません。
起業したはいいものの、会社設立から5年以上続く確率は約15%と言われている時代です。
となると、事業歴が長ければ長いほど、会社(個人事業主)としては信頼があるとなります。
③資本金
カード会社は貸し倒れを一番恐れる、と上で書きましたが、
起業直後って、売りがどのくらい立つのかは読めないのが本当のところです。
そこで重要になってくるのが、会社資本金です。
そもそものカードの仕組みを整理してみよう
法人に限らず、クレジットカードというのは一般的に支払い→利用額確定→翌月末に銀行口座から引き落とし、という流れです。
ということは、クレジットカードは最低1か月は利用額を立て替えているということになります。
現代は資本金1円でも会社が設立できるといわれていますが、
限度額20万円と考え、限度額上限まで使ったとすると
- 資本金1円→売上なしなら経営破綻、回収不可能
- 資本金100万→最低5か月は資金繰り可能
- 資本金500万→25か月は資金繰り可能
…と、カード会社が建替えたお金が回収できるかできないか、が資本金で判断できます。
となると、資本金もやはり多ければ多いほど「信頼」につながります。
じゃあ、カード作れないの?
違法業者ではないことはもちろんですが、固定電話がまだ引けていなかったり、事業歴が浅かったり、資本金が少なかったり…ということはもちろんあります。
だから、法人カードは作れないのか?と言われれば、答えはNOです。作ることができます。
カード会社の審査は厳しいというイメージがありますが、意外と審査が通る会社もあります。
とにかく、申し込んでみましょう!